濠傍ほりわき)” の例文
「もう水戸が見える筈だ」そう云ったのは、賊を追って、お茶の水の濠傍ほりわきから、戸波研究所の地下道を突撃して行ったことで顔馴染かおなじみの、参謀草津くさつ大尉であった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)