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濁麦酒
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クワス
ふりがな文庫
“
濁麦酒
(
クワス
)” の例文
まつたく考へて見るに
婦女子
(
をなご
)
どもといふやつは何から何まで実に器用なものぢや! いつか皆さんは
茨
(
いばら
)
の実を入れた梨の
濁麦酒
(
クワス
)
だの
ディカーニカ近郷夜話 前篇:02 はしがき
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
濁麦酒
(
クワス
)
ライ麦の麦芽を用ゐて醸造した一種の家庭飲料で、ビールに似た軽い酒精分を含み、露西亜人の一般に愛飲するもの。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:01 はしがき
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
宅
(
うち
)
の婆さんが、それには先づ前もつて林檎をよく洗ひ浄めて、次ぎに
*
濁麦酒
(
クワス
)
に浸けて、それから今度は云々といつた塩梅に、語り進めようとした時ぢや。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:01 はしがき
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
梨入りの
濁麦酒
(
クワス
)
はどうして造るべきか、甜瓜がどの位に大きいか、庭を駈けまはる鵞鳥がどんなにふとつてゐるかが、直ちに読み取られるやうな顔つきをして見せた。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
彼女はほとんど同時に、小言もいへば絲も染める、台所へも飛んでゆく、
濁麦酒
(
クワス
)
を拵らへる、蜂蜜のジャムを煮るで、まる一日ぢゆうかけ𢌞つて、何処ひとところとして顔出しをせぬ処がない。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
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祖父は
長上衣
(
スヰートカ
)
を著て、帯をぎゆつと緊め、鋤とシャベルを小脇に、帽子を頭にかぶつてから、
濁麦酒
(
クワス
)
を一杯ひつかけると、その口を着物の裾で押し拭つて、真直ぐに祭司の野菜畑をさして出かけた。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:05 呪禁のかかつた土地
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
濁
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
麦
常用漢字
小2
部首:⿆
7画
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“濁”で始まる語句
濁
濁酒
濁声
濁水
濁世
濁流
濁聲
濁江
濁浪
濁穢