潮先しおさき)” の例文
彼が、門櫓に立ち、狭間はざまをひらいて、弓をしぼり始めた頃は、すでに敵は潮先しおさきみたいにひたひたと近づき寄って
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)