潜水兜せんすいかぶと)” の例文
ただし、潜水兜せんすいかぶととちがっているのは、その頂天てっぺんのところに、赤い一本の触角しょくかくのようなものが出ていて、これがたえず、ぷりぷりといや顫動せんどうをつづけているのだ。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
空気服というのは、身体のすっぽりはいる潜水服みたいなもので、あたまに潜水兜せんすいかぶとに似たかぶとをかぶる。しかし空気服についているかぶとは、前半分ほど透明だ。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なぜなれば、こっちは潜水兜せんすいかぶとなんかをからだにつけているのだ。これをとって素顔を見せたりすると、たちまちあっぷあっぷで土左衛門どざえもんと変名しなくてはならない。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
僕がかぶっている潜水兜せんすいかぶとのひたいのところについている強力なヘッド・ライトがいたのである。なかなか明るくて、前方百メートルぐらいまでのものは、昼間と同じようにはっきり見えた。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)