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溺器
ふりがな文庫
“溺器”の読み方と例文
読み方
割合
しびん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しびん
(逆引き)
洗い清められた
溺器
(
しびん
)
の肌には、古い
陶物
(
やきもの
)
の厚ぼったい不器用な味がよく出ていた。愛撫に充ちた貞昌の眼は労わるようにその上を滑った。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ちょうど冬のことだったので、宿屋の
主人
(
あるじ
)
は夜長の心遣いから、
溺器
(
しびん
)
を室の片隅に持運んで来た。それは一風変った形をした陶器だったが、物の
鑑定
(
めきき
)
にたけた貞昌の眼は、それを見遁さなかった。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
溺器(しびん)の例文をもっと
(1作品)
見る
溺
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
“溺”で始まる語句
溺
溺死
溺愛
溺死人
溺死体
溺死者
溺没
溺楽
溺兵
溺刀