溜詰たまりづめ)” の例文
「おとっさん、全廃じゃありません。諸大名は三年目ごとに一度、御三家や溜詰たまりづめ一月ひとつきずつ江戸におれとありますがね、奥方や若様は帰国してもいいと言うんですから、まあほとんど骨抜きに近いようなものでしょう。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)