渓々たにだに)” の例文
京の桜はもう散っていたが、途中の花はまだ盛りで、山路を進んで行くにしたがって渓々たにだにをこめたかすみにも都の霞にない美があった。
源氏物語:05 若紫 (新字新仮名) / 紫式部(著)