淫縦いんじゆう)” の例文
そして始めて女体を知つた道鏡の肉慾も淫縦いんじゆうだつた。二人は遊びに飽きなかつた。けれども凛冽な魂の気魄と気品の高雅が、いつも道鏡をびつくりさせた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
夏の夜の銀色の淫縦いんじゆうをつらぬいて
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)