淡白者きさくもの)” の例文
頗るの淡白者きさくもので、上方辯のなめらかな、話巧者の、何日いつ見てもお愛想が好いところから、間もなく村中の人の氣に入つて了つた。それが即ち源助さんであつた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
すこぶるの淡白者きさくもので、上方弁の滑かな、話巧者じやうずの、何日いつ見てもお愛想が好いところから、間もなく村中の人の気に入つて了つた。それがすなはち源助さんであつた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
止宿人おきやくの方でも、根が愚鈍な淡白者きさくものだけに面白がつて盛んに揶揄からかふ。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)