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消息
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おとずれ
ふりがな文庫
“
消息
(
おとずれ
)” の例文
「荊州からなんの
消息
(
おとずれ
)
もくるわけはありません。玄徳は関羽、張飛、趙雲などを集めて、汝南にたて籠っておる由です」
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
故郷
(
ふるさと
)
の
消息
(
おとずれ
)
聞く
由
(
よし
)
もなし、東京なる大原満は小山夫婦と中川兄妹の尽力によりて近頃新なる家に引移れり。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
今十二通の裏にみなぎる春の楽しみを変えて三通を貫く苦き
消息
(
おとずれ
)
となしたもうは
貴嬢
(
きみ
)
ならずや。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そして、イギリスへ行かれたきり、次第に
消息
(
おとずれ
)
も絶えてしまいました。
人間繁栄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
あわれこの二人は始めよりその運命を等しゅうすべきところありて黙々のうちその
消息
(
おとずれ
)
を互いに会しいたるならざるか。柱鳴り瓦飛び壁落つる危急の場にのぞみて二人一室に安座せんとは。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“消息”の意味
《名詞》
消 息(しょうそく、歴史的仮名遣い:せうそく、せうそこ)
人や物事の事情・動静。また、それを伝えるもの。
(出典:Wiktionary)
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“消息”で始まる語句
消息子
消息通
消息中
消息文