浪畔なぐろ)” の例文
半四郎君の出てゆく水の音がやみに響いてカパンカパンと妙に寂しい音がする。濁り水の動く浪畔なぐろにランプの影がキラキラする。全くのよるとなった。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)