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浅葱桜
ふりがな文庫
“浅葱桜”の読み方と例文
読み方
割合
あさぎざくら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさぎざくら
(逆引き)
姿が
好
(
い
)
いからといって、糸より鯛。——東京の(若衆)に当る、土地では(小桜)……と云うらしいが
浅葱桜
(
あさぎざくら
)
で、
萌黄
(
もえぎ
)
に
薄藍
(
うすあい
)
を流した
鰤
(
ぶり
)
の若旦那。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ふん」と受けた藤尾は、細い首を横に庭の
方
(
かた
)
を見る。夕暮を促がすとのみ眺められた
浅葱桜
(
あさぎざくら
)
は、ことごとく
梢
(
こずえ
)
を辞して、光る茶色の
嫩葉
(
わかば
)
さえ吹き出している。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「駄目ですか。あの桜は珍らしい。何とか云いましたね。え?
浅葱桜
(
あさぎざくら
)
。そうそう。あの色が珍らしい」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
浅葱桜(あさぎざくら)の例文をもっと
(4作品)
見る
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
葱
漢検準1級
部首:⾋
12画
桜
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
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泉鏡花
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