浄書きよがき)” の例文
人々手をわけて浄書きよがきすみぬれば、五つ輪の円座、居ずまひ直して、総数四十幾首より各々好める歌ぶり十首ばかえらみ入るゝなり。朗唱の役は我、煙草に舌荒れて声思ふやうに出ず。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)