洛西らくせい)” の例文
電車のきく北野の終点まで行って、そこから俥で洛西らくせいの郊外の方に出ると、そこらの別荘づくりの庭に立っている楓葉ふうようが美しい秋の日を浴びて真紅まっかに燃えているのなどが目についた。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
昭和三年十月二十三日 洛西らくせい、岡康之の岳父石井氏邸にて。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)