“らくせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洛西66.7%
落成33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電車のきく北野の終点まで行って、そこから俥で洛西らくせいの郊外の方に出ると、そこらの別荘づくりの庭に立っている楓葉ふうようが美しい秋の日を浴びて真紅まっかに燃えているのなどが目についた。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
昭和三年十月二十三日 洛西らくせい、岡康之の岳父石井氏邸にて。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
今度隣りに地所を買って建前たてまえを急ぎ、このたび落成らくせいしたので、壁一切を請負うけおった関係上、黒門町の壁辰も、二、三の弟子をれて、きょうの棟上むねあげに顔を出している。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)