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洋傘
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ひがさ
ふりがな文庫
“
洋傘
(
ひがさ
)” の例文
と澄ました顔で、
洋傘
(
ひがさ
)
を持って来た柄の方を返して出すと、夫人は手巾を持換えて、そうでない方の手に取ったが……不思議にこの男のは汗ばんでいなかった。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
単衣
(
ひとえ
)
の襟をちょいと合わせて、すっとその格子戸へ寄って、横に立って、
洋傘
(
ひがさ
)
を
支
(
つ
)
いたが、声を懸けようとしたらしく、斜めに
覗
(
のぞ
)
き込んだ顔を赤らめて、黙って
俯向
(
うつむ
)
いて
俯目
(
ふしめ
)
になった。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
フト立留まって、この
茅家
(
あばらや
)
を
覗
(
なが
)
めた夫人が、何と思ったか、主税と入違いに小戻りして、
洋傘
(
ひがさ
)
を袖の下へ
横
(
よこた
)
えると、惜げもなく、髪で、
件
(
くだん
)
の暖簾を分けて、隣の紺屋の
店前
(
みせさき
)
へ顔を入れた。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“洋傘”の意味
《名詞》
西洋風の傘。蝙蝠傘。
(出典:Wiktionary)
洋
常用漢字
小3
部首:⽔
9画
傘
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“洋傘”で始まる語句
洋傘屋
洋傘傘