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泰然
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おちつき
ふりがな文庫
“
泰然
(
おちつき
)” の例文
明日の朝
参上
(
あが
)
らうとおもふて居りました、といへばぢろりと其顔下眼に睨み、態と
泰然
(
おちつき
)
たる源太、応、左様いふ其方の
心算
(
つもり
)
であつたか、此方は例の気短故今しがたまで待つて居たが
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
十兵衞が出掛けてまゐるにも及びませぬ、圓道様にも爲右衞門様にも左様云ふて下され、大丈夫、大丈夫でござります、と
泰然
(
おちつき
)
はらつて身動きもせず答ふれば、七藏少し膨れ面して
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
大丈夫でござります、と
泰然
(
おちつき
)
はらって身動きもせず答うれば、七蔵少し
膨
(
ふく
)
れ
面
(
つら
)
して、まあともかくも我と一緒に来てくれ、来て見るがよい、あの塔のゆさゆさきちきちと動くさまを
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
十兵衛は
不束
(
ふつつか
)
に一礼して重げに口を開き、明日の朝
参上
(
あが
)
ろうとおもうておりました、といえばじろりとその顔下眼に
睨
(
にら
)
み、わざと
泰然
(
おちつき
)
たる源太、おお、そういう
其方
(
そち
)
のつもりであったか
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
泰
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“泰然”で始まる語句
泰然自若