泰澄たいちょう)” の例文
しかるに加州石川郡『白山縁起』や『元亨釈書』などに、元正天皇の養老元年、越の大徳といわれた泰澄たいちょう和尚が始めて白山の頂上を極め
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
加賀では白山はくさんふもと大道谷だいどうだにの峠の頂上に、また二本杉と呼ばるる大木があって、これは有名なる泰澄たいちょう大師が、昼飯に用いた箸を地にさしたといっております。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
白山はくさん泰澄たいちょう臥行者がぎょうしゃも立派な魔法使らしい。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
白山を開いた泰澄たいちょう和尚がそうであった。男体山を開いた勝道上人もまたそうであった。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)