“泰伯”の読み方と例文
読み方割合
たいはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泰伯たいはくこそは至徳の人というべきであろう。固辞して位をつがず、三たび天下を譲ったが、人民にはそうした事実をさえ知らせなかった。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
『論語』全篇中堯舜に触れたものは、右の雍也ようや篇のほかには、泰伯たいはく顔淵がんえん堯曰ぎょうえつの三篇のみであろう。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
泰伯たいはく篇に五章、憲問けんもん篇に一章を見るのみであるが、泰伯篇の分に死に臨んだ際の言葉が二章までも記されている所を見ると、孔子学派においては有力な学者であったに相違ない。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)