泥側どろがわ)” の例文
順当に乗り込んだのならまだよかったけれども、片方の輪だけが泥の中へぐしゃぐしゃとむと同時に、片方は依然として固い土に支えられている。余は泥側どろがわに席を占めていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)