“沢村宗十郎”の読み方と例文
読み方割合
さわむらそうじゅうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市川団十郎松本小四郎富沢半三郎とみざわはんざぶろう小川善五郎早川伝五郎はやかわでんごろう沢村宗十郎さわむらそうじゅうろう大谷広治おおたにひろじらの俳優をばその代表として掲げたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それよりもまた、その頃の人気俳優沢村宗十郎さわむらそうじゅうろう——助高屋高助すけたかやたかすけ——を夫にむかえたのと、宗十郎が舞台で扮する女形おやまはお菊の好みそのままであったので殊更ことさら名高かった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
次に贔屓にしたのは五代目沢村宗十郎さわむらそうじゅうろうである。源平げんべえ、源之助、訥升とつしょう、宗十郎、長十郎、高助たかすけ高賀こうがと改称した人で、享和二年に生れ、嘉永六年十一月十五日に五十二歳で歿した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)