没怪もっけ)” の例文
秋天片雲無きの日にここへ来たのは没怪もっけさいわいであった。帰りは下り阪を面白半分に駈け降りると、あぶなく滑って転びそうになること両三度。降りてしまったら汗が流れた。
秋の修善寺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
秋天片雲無きの口にここへ来たのは没怪もっけの幸いであった。帰りは下り坂を面白半分に駈け降りると、あぶなく滑って転びそうになること両三度、降りてしまったら汗が流れた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)