沈黙しゞま)” の例文
旧字:沈默
それでも、ふつと言葉が止絶とぎれて川向ひの歓声だけが手にとるやうに響いて来るのを聴き入るやうな沈黙しゞまが来ると、滝の眼にはNの青い瞳が、はてしもなく遥かに、物哀しく沾んで映ります。
舞踏会余話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
沈黙しゞまやぶりてひゞくまで——
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なが沈黙しゞまあつしたる
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)