沈枠しずめわく)” の例文
雲水どもは土地の百姓たちと力を併せて、濁流の岸へ沈枠しずめわくを入れたり、川倉かわくらを築いたり、火の出るような働きです。ここの手を切られると、水は忽ち日下部くさかべ塩山えんざん一帯に溢れ出す。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)