沈佺期ちんせんき)” の例文
左伝癖さでんへきをもって称された、晋の杜預の後胤であった。曾祖の依芸いげい鞏県きょうけんの令、祖父の審言しんげんは膳部員外郎であった。審言は一流の大詩人で、沈佺期ちんせんき宋之門そうしもんと名を争い、初唐の詩壇の花形であった。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)