求欲きゅうよく)” の例文
また悪くすると、その情熱が、刹那主義の求欲きゅうよくへ走ったり、みずから惑溺わくできを求めて、みずから逸楽いつらくに亡ぼうと急いで行ったり、とかく若さと熱と夢のやりばにりもなくむしばまれる。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)