氷柱こほりばしら)” の例文
たけ高い彼の身體を包んだ外套は、氷柱こほりばしらのやうに眞白だつた。私は、まつたく、周章あわてゝしまつた。そんな夜に、雪に閉ざゝれた谷からお客があらうとは、殆んど思つてもゐなかつたのだから。