水漬ミヅ)” の例文
水底ミナゾコ水漬ミヅく白玉なる郎女の身は、やがて又、一幹ヒトモトの白い珊瑚のである。脚を根、手を枝とした水底の木。頭に生ひ靡くのは、玉藻であつた。玉藻が、深海のうねりのまゝに、搖れて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
父親の売りのこしおきし水漬ミヅき田を 売りつゝ もとな なほ生きむとす
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
水底ミナゾコ水漬ミヅく白玉なる郎女の身は、やがて又、一幹ヒトモトの白い珊瑚のである。脚を根、手を枝とした水底の木。頭に生ひ靡くのは、玉藻であつた。玉藻が、深海のうねりのまゝに、搖れて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
水漬ミヅきつゝ 夕日さし来も。日ねもすに 霙ふりたまる兵営の庭
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
水底ミナゾコ水漬ミヅく白玉なる郎女の身は、やがて又、一幹ヒトモトの白い珊瑚サンゴである。脚を根、手を枝とした水底の木。頭に生ひ靡くのは、玉藻であつた。玉藻が、深海のうねりのまゝに、揺れて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
水漬ミヅく屍に、君や まじると※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)