“水漬:みずつ” の例文
“水漬:みずつ”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治3
堀辰雄1
“水漬:みずつ”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
父は大川端おおかわばたへ行って、狂おしいように流れている水の様子を眺めてから、再び一人で水漬みずついた家々の方へ引っ返していった。
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
それらの者がみな水漬みずついた城壁の破れ目や、屋根の上や、狭間はざまや小高い所などから、声こそ揚げないが手をあわせ、眼をぬぐいつつ、見送っていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その雨量も驚かれるばかりである。車軸しゃじくを流すという形容もおろか、馬も流され人も漂い、軍器も食糧もみな水漬みずついてしまう。いや仮屋もたちまち水中に没し、山の上へ上へと移って行った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孤城、高松の城は、その大湖沼だいこしょうのなかに、ぽつねんと水漬みずついている。はるかその附近に、禿頭病とくとうびょう者の髪の毛の如く見えるものは、森であり並木であり、ところどころの木々だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)