“水欄”の読み方と例文
読み方割合
すいらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで李逵、張順、各〻ズブ濡れの衣服を着かえ、髪をたばね直し、そのまに水欄すいらんの灯と酒のしたくなど皆、新たな宵をととのえていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
流れにのぞむ広間の水欄すいらんには、ちらほら、参会者の顔も見えはじめ、思い思いな水鳥の群れに似た幾組かを、ここかしこに作りあっていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)