氣病きやみ)” の例文
新字:気病
氣病きやみの後の樣な弛んだ顏に眩い午後の日を受けて、物珍し相にこの村を瞰下してゐると、不圖、生れ村の父親の建てた會堂の丘から、その村を見渡した時の心地が胸に浮んだ。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)