“毫端(ごうたん)” の例文
閑花素琴(かんかそきん)の春を司(つかさ)どる人の歌めく天(あめ)が下(した)に住まずして、半滴(はんてき)の気韻(きいん)だに帯びざる野卑の言語を臚列(ろれつ)するとき、毫端(ごうたん)に泥を含んで双手に筆を運(めぐ)らしがたき心地がする。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)