“毛根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねもと66.7%
もうこん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等は体の重みの甚しい苦痛の為めに閉ぢた眼がつるし上り、顔は蒼い土色をし、そしてその引きつつた髪の毛根ねもとからは血がしたゝつてゐる。
彼らはからだの重みのはなはだしい苦痛のために閉じた目がつるし上がり、顔はあおい土色をし、そしてその引きつった髪の毛根ねもとからは血がしたたっている。
ううむっ、と智深の半裸から陽炎かげろうが立ち、大樹の親根が見え、毛根もうこんが地上にあらわれ、どうっと、大樹は根コギになって仆れた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)