毒蜂刺どくほうし)” の例文
そこで、その黄仏子こうぶっしの弟ながら、悪文炳のことはみな、毒蜂刺どくほうしと町でも呼び、男女の召使い四、五十人はいるが、一人とて、文炳を心から主人とうやまっている者はないともいうのであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)