殿廂でんそう)” の例文
やぐらはいまや焼け落ちんとしていた。そのほか殿廂でんそう楼台ろうだいことごとく火のなみである。しかも城中いたるところにきらめく敵味方の槍と槍、太刀と太刀。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)