“死斑（ジアノーゼ）” の例文

行動的の中毒（あた）り方はいろいろあろうが、食後三十分間後、すぐに死斑（ジアノーゼ）を顔に生じるような怖れなどは、絶無だと僕は信じるほうの組だ。

河豚 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“死斑”の意味

《名詞》

人の死後、皮膚にあらわれる紫赤色あるいは紫青色の斑点。
(出典:Wiktionary)

“死斑”の解説

死斑（しはん）とは、人間の死体に起こる死後変化であり、皮膚の表面に現れる痣状の変化である。
人間が死ぬと、拍動の永久的な停止により血液の循環が止まる。その際、死体が動かされずにいた場合、血液が重力に逆らえず死体の低い位置に沈下し、その色調が皮膚の表面に現れることが原因で起こる。死斑は死後の時間の経過により状態が変化してゆくので死亡推定時刻等を調べる上で参考になる場合がある。また死亡原因によって死斑の状態に色調、強弱の差が見られるため死亡原因の特定にも有効である。
(出典:Wikipedia)

死	常用漢字 小３ 部首:⽍ 6画
斑	常用漢字 中学 部首:⽂ 12画