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武陵桃源
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ぶりょうとうげん
ふりがな文庫
“
武陵桃源
(
ぶりょうとうげん
)” の例文
「おうこの辺は、たいそう桃の多いところだな。今や桃の花ざかり。そうだ、今夜は一つそこらの桃林に寝て、
武陵桃源
(
ぶりょうとうげん
)
の夢とでも
洒落
(
しゃれ
)
ようか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
常陸
(
ひたち
)
の水戸領の
安寺持方
(
あてらもちかた
)
は、早く知られたるその一つの例であって、近世になるまで
結縄
(
ゆいなわ
)
をもって文字に代え、人からは
武陵桃源
(
ぶりょうとうげん
)
のごとく目せられていた。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
シー・ピー・スクラインがパミールの岩山の奥に「幸福の谷」を発見した記事を読んだときにいわゆる
武陵桃源
(
ぶりょうとうげん
)
の昔話も全くの空想ではないと思ったことであったが
雨の上高地
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ほとんと
武陵桃源
(
ぶりょうとうげん
)
をもってこれを視たのみならず、さらにその作のたしか
稚枝鳩
(
わかえのはと
)
か何かの中に、この地の事を取り入れて
纐纈城
(
こうけつじょう
)
の
古譚
(
こたん
)
の焼直しを試みている。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
武陵桃源
(
ぶりょうとうげん
)
の隠れ里のごとく、彼等が自得自讃の根拠あることを感ぜしめるからである。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
すなわち
武陵桃源
(
ぶりょうとうげん
)
の発見とはなったのであろうと思います。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“武陵桃源(
桃源郷
)”の解説
桃源郷(とうげんきょう)は、俗界を離れた他界・仙境。ユートピアとほぼ同意で、陶淵明の『桃花源記』はかつて存在した武陵郡地域の話なので「武陵桃源」(ぶりょうとうげん)ともいう。
(出典:Wikipedia)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
陵
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
桃
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
源
常用漢字
小6
部首:⽔
13画
“武陵”で始まる語句
武陵