“橘井堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっせいどう50.0%
きつせいどう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄はあちこち廻って帰られたので大分おくれましたけれども、どこかで連絡があったと見えて、橘井堂きっせいどう医院の招牌かんばんのあるところから曲って見えた時は、大勢に囲まれておいででした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
初めは区医出張所といい、向島むこうじまから通っていましたが、それが郡医出張所となり、末には橘井堂きつせいどう医院となったのです。住いは一丁目はずれの奥でしたが、看板は表通りに掛けてありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)