“橋梓”の読み方と例文
読み方割合
けうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狩谷は橋梓けうしともにさだめて依旧候覧きうによりそろらむ。ことしは西遊はなきや。御次おんついでに宜奉願上候。去年宮島よりいづかたいかなる遊びに候ひしや承度候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
肥後に村井氏があつて、見朴けんぼく琴山きんざん橋梓けうし相承けて関西に鳴つたが、多紀氏の該博に視れば、尚一籌を輸してゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
狩谷の橋梓けうし即望之懐之が辛巳西遊中、宮島に往つた後「いづかたいかなるあそび」をなしたか、茶山は聞きたいと云つてゐる。わたくしも今茶山と願を同じうしてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)