“権家”の読み方と例文
読み方割合
けんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ権家けんかに婿君としてたいそうな扱いを受けることは、自由を失うことであろうと、その点がいやなようにお思われになるのであるが
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
世間には立身栄達りっしんえいたつの道を求めるために富豪の養子になったり権家けんか婿むこになったりするものがいくらもある。現在世におもんぜられている知名の人たちの中にもこの例は珍しくない。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうしてこういう権家けんかの勢威は永続せず、次から次へと変っていったが、それは、一つの権家が或る時期になるとその勢威を維持することのできないような失政をしたからであって