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榎坂
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えのきざか
ふりがな文庫
“
榎坂
(
えのきざか
)” の例文
愛宕下
(
あたごした
)
から今の
住居
(
すまい
)
のあるところまでは、歩いてもそう遠くない。電車の線路に添うて長い
榎坂
(
えのきざか
)
を越せば、やがて植木坂の上に出られる。
嵐
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
脇坂
(
わきざか
)
の部屋を振りだしに
榎坂
(
えのきざか
)
の
山口周防守
(
やまぐちすおうのかみ
)
の大部屋、
馬場先門
(
ばばさきもん
)
の
土井大炊頭
(
どいおおいのかみ
)
、水道橋の
水戸
(
みと
)
さまの部屋というぐあいに順々にまわって、十日ほど前から
顎十郎捕物帳:07 紙凧
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ガラッ八は背筋を
擽
(
くすぐ
)
られるような心持で振り返りました。菊日和の
狸穴
(
まみあな
)
から、
榎坂
(
えのきざか
)
へ抜けようというところを、後ろからこう
艶
(
なま
)
めかしく呼止められたのです。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラツ八は脊筋を
擽
(
くす
)
ぐられるやうな心持で振り返りました。菊日和の
狸穴
(
まみあな
)
から、
榎坂
(
えのきざか
)
へ拔けようと言ふところを、後ろから斯う
艶
(
なま
)
めかしく呼止められたのです。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
榎
漢検準1級
部首:⽊
14画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
“榎坂”で始まる語句
榎坂町