極老ごくろう)” の例文
敵の休右衛門は、七十を越した極老ごくろうの者である。二人の音信たよりを待つうちに、いつ病死するかもしれない。二人には、不義であろうとも、一日も早く多年の本懐を達するにくはないと。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)