検見川けみがわ)” の例文
その他、本場ほんばものの穴子あなご煮方にかたうまいとか、赤貝あかがいなら検見川けみがわ中形ちゅうがた赤貝を使うとかで、よしあしはわけもなくわかるが、とにかくまず材料がよくなくては上等寿司には仕上がらない。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
亀戸かめいどから市川へ出、八幡を過ぎ船橋へあらわれ、津田沼から幕張を経、検見川けみがわの宿まで来た時であったが、茶屋へ休んで一杯ひっかけ、いざ行こうと腰を上げた時、ふと眼についたものがあった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)