“棰”の読み方と例文
読み方割合
たるき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如何にも莫迦(ばか)げているが、これは屋根板をめくり取るのを容易にする為で、かくすると棰(たるき)から棰へ火が飛びうつらぬことが観察される。
何故なら、濡れたがらくたの堆積の間に、春は植物を慈(いつくし)んでゐた——草や雜草などが、石や落ちた棰(たるき)の間のあちこちに生えてゐた。
煤で光る棰(たるき)の下に大きな炉(いろり)が一つ切ってあって、その炉の灰ばかりが、閉め切った雨戸の節穴からさし込む日光の温みにつれ、秋の末らしく湿り、また春の始めらしく軽く乾く。
毛の指環 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)