“森元町”の読み方と例文
読み方割合
もりもとちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、空駕籠をかついで、いいご機嫌のふたり、空ッ風もなんのその、鼻唄を歌いながらだらだらの狸穴坂まみあなざか森元町もりもとちょうのほうへ降りかける。
私が五十日あまりの病床から身を起こして、発病以来初めての風呂ふろを浴びに、鼠坂ねずみざかから森元町もりもとちょうの湯屋まで静かに歩いた時、兄弟きょうだい二人ふたりとも心配して私のからだを洗いについて来たくらいだ。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
享保の老才人服部はっとり南郭の故居は芝森元町もりもとちょう中ノ橋の近くにあった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)