トップ
>
棠陰比事
>
とういんひじ
ふりがな文庫
“
棠陰比事
(
とういんひじ
)” の例文
棠陰比事
(
とういんひじ
)
や雨月物語なぞの存在も知らないままに又もイライラを続けておりますと、そのうちにフトした動機から宗教に
凝
(
こ
)
りはじめました。
涙香・ポー・それから
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
棠陰比事
(
とういんひじ
)
、
桜陰比事
(
おういんひじ
)
といった、比事物の古書は案外役に立つ、私は盛んに利用するが、種の出所を必ず明記しているので、かつて文句は来たことはない。
銭形平次打明け話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
印刷出版されたこの種の本で最も古いのは中国の宋の時代の「
棠陰比事
(
とういんひじ
)
」を和訳して平仮名で書いた「棠陰比事物語」(慶安二年、一六四九年)である。
探偵小説の「謎」
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
此
公事
(
くじ
)
は漢の
棠陰比事
(
とういんひじ
)
にも見えず、倭の板倉殿の
捌
(
さばき
)
にも聞えず。
爰
(
ここ
)
に我ひとつの発明あり。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
宋の時代、十三世紀のはじめに書かれた「
棠陰比事
(
とういんひじ
)
」に「
従事凾首
(
じゅうじかんしゅ
)
」という、面白い話がある。
探偵小説の「謎」
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“棠陰比事”の解説
『棠陰比事』(とういんひじ)は、南宋の桂万栄が編纂した裁判実話集。巻数は刊本によって異なる。
(出典:Wikipedia)
棠
漢検1級
部首:⽊
12画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
比
常用漢字
小5
部首:⽐
4画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画