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梨地
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なしぢ
ふりがな文庫
“
梨地
(
なしぢ
)” の例文
桟橋へ
上
(
あが
)
つて東洋汽船会社の前あたりへ来ると、一本線の電車や二頭の牛を附けた
撒水
(
さんすゐ
)
車や、赤い
地
(
ぢ
)
に
真鍮粉
(
しんちうこ
)
の
梨地
(
なしぢ
)
をした
力車
(
りきしや
)
などが
先
(
ま
)
づ目を引いた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
清左衞門の取出したのを見ると、
梨地
(
なしぢ
)
に菊の花を
高蒔繪
(
たかまきゑ
)
にした見事な手文庫の、朱の紐を卷いた封は破られて、中を開けると、二三枚の小菊と、見すぼらしい短刀が入つて居るだけです。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
梨
常用漢字
小4
部首:⽊
11画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“梨地”で始まる語句
梨地蒔絵
梨地鞘造
梨地高蒔繪