桓武くわんむ)” の例文
紀元千四百五十四年(西暦七九四)、第五十代桓武くわんむ天皇は、山城やましろ葛野かどの宇太野うだのに都をさだめられた。これが平安京、現在の京都である。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
そも我こそは桓武くわんむ天皇の後胤こういんに鎮守府将軍良将よしまさが子、相馬の小次郎将門まさかどなれ、承平天慶のむかしのうらみ、利根の川水日夜に流れて滔〻たう/\汨〻ゐつ/\千古れども未だ一念のあとを洗はねば
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)