格子蓋こうしぶた)” の例文
「あああの空気孔か」と、総一郎は白い天井の隅に、一升ますぐらいの四角な穴が明いている空気抜きを見上げた。そこには天井の方から、重い鋳物いもの格子蓋こうしぶためてあった。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)