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根彫葉刻
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ねほりはほり
ふりがな文庫
“
根彫葉刻
(
ねほりはほり
)” の例文
熟々
(
しみじみ
)
奥様があの巡礼の口唇を見つめて
美
(
い
)
い声に聞惚れた御様子から、
根彫葉刻
(
ねほりはほり
)
御尋ねなすった御話の
前後
(
あとさき
)
を考えれば、あんな
落魄
(
おちぶれ
)
た女をすら、まだしもと御
羨
(
うらや
)
みなさる程に御思召すのでした。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あの愚痴な性質から、
根彫葉刻
(
ねほりはほり
)
聞咎
(
きゝとが
)
めて、
何故
(
なぜ
)
引越す、斯う聞かれたら何と返事をしたものであらう。そこがそれ、引越さなくても
可
(
いゝ
)
ものを無理に引越すのであるから、何となく妙に気が
咎
(
とが
)
める。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画